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2025年1月17日

コラム「北斗七星」

1995年1月17日の夜明け前。布団の中にもかかわらず、床に強くたたき付けられたかのような衝撃で目が覚めた。そこから数十秒の激しい揺れは、いまだに恐ろしい鮮明な記憶である◆きょうは阪神・淡路大震災から30年。犠牲となった方々に心から鎮魂の祈りをささげたい◆筆者は兵庫県尼崎市から神戸市に通う学生であった。被災した人々の姿や街の光景を思い出すと、今もつらい気持ちになる。だが、学友らとの語らいやボランティア活動といった貴重な経験も得た◆党にとっては「防災・減災・復興を政治、社会の主流に」とする取り組みの原点であろう。当時の公明は野党であったが、被災者に寄り添った政策を提案。自然災害での私有財産被害に対して、初めて公的に支援する被災者生活再建支援法の制定(98年5月)をリードしている◆「助け合いの精神が広く行き渡り、防災・減災対策が国を挙げての最重要政策の一つに押し上げられることを望みたい」。ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長などを歴任し、昨年亡くなられた五百旗頭真氏は10年前、本紙に語った。次々と新しい災害が起こる日本列島。その教訓を生かすことが、政治そして公明党の役割だと改めて思う。(地)

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