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「願いを形にしてくれた」
中学校に自閉症・情緒障がい特別支援学級
東京・豊島区
東京都豊島区の区立池袋中学校に、自閉症や情緒障がいのある子ども向けに少人数・異学年で編成する特別支援学級がある。生徒数は5人。一人一人の個性に応じた指導によって「自信を持ち、通常学級に挑戦しようとする生徒もいる」(学校関係者)という。一昨年4月に設置された背景には、公明党員だった谷きみよ党都本部女性局次長(都議選予定候補=豊島区)が保護者の切実な声を区議につなげた連携プレーがあった。
進学悩む母の声つなぐ 公明、卒業児童が通う受け皿実現
2021年7月。小学生の男児を育てるSさんは、中学校への進学に苦悩していた。自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)があるSさんの子どもは、区立南池袋小学校の「自閉症・情緒障害特別支援学級」を利用していた。同学級は党区議団の提案が実ったものだ。
区立中学校には同様の学級がなく、障がいの特性に応じて指導できる環境が整っていない。区立中学校が開いた進路相談会に参加すると、担当者からフリースクールや通信制学校しか勧められなかった。
「通える学校がない……」。Sさんが憂えていた矢先、友人である谷氏とオンラインお茶会で談笑したのが転機に。何気なく子どもの進学に関する悩みを打ち明けると、谷氏は真剣に耳を傾け「Sさんの声を公明党議員に届けないといけない」と強く思った。
谷氏と党区議団、親身になって行動
区立池袋中学校の支援学級前で関係者(左端2人)から説明を受ける谷氏(右から4人目)ら
谷氏から相談を受けた党区議団の高橋佳代子議員は、ハッとした。公明党が小学校への特別支援学級開設を提案・実現したものの、「卒業後を見据えて中学校にも設置するとの考えが欠落してしまっていた」と感じたからだ。
それから程なく、谷氏はSさんと一緒に区役所へ行き、高橋議員と面会した。「卒業後の教育環境も整えることに気付くことができず、進学のことで悩ませてしまい申し訳ありません」。高橋議員は頭を下げた。強い責任感からにじみ出る誠実さ。Sさんは「私の悩みに、真摯に向き合ってくれている」と感銘を受けながら訴えた。「息子は間に合わなくても良いから、豊島区の子どもたちのために課題を解決してほしい」
党区議団は、すぐさま行動を開始した。小学校の特別支援学級を卒業した子どもの状況を調査したところ、中学校の普通学級になじめず不登校になるなど、深刻な状況に陥っている生徒がいる実態を確認した。
21年8月には、区教育長に対して区立中学校への特別支援学級の開設を早急に検討するよう要請。翌9月に開かれた区議会定例会で早期設置を迫り、区側から「早期設置に向けて具体的に検討していく」との答弁を引き出し、23年4月に実現した。
Sさんは「私の小さな願いが形になって本当に驚いた」という。そして今も「親身になって私の思いを聴き、行動してくれた谷さんと公明党の議員には、ただただ感謝」と称賛する。










