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団地の植え込みをきれいに
「公明議員がやり遂げた」
川崎市
「誰に言っても駄目。でも、公明議員がやり遂げてくれた」。きれいな芝生と木々の植え込みが川崎市高津区の市営末長住宅にお目見えした昨年11月、住民は喜びに沸いた。「長年、雑草や害虫に悩まされていた」と語る橋本敏子さんも目を細めた。
きれいになった植え込みの前で喜び合う平山市議(左端)と住民ら
末長住宅は建て替えを経て2015年から供用開始。新設された植え込みに10本ほど木が植えられ、住民らが雑草駆除などの手入れに努めていた。だが、水はけが悪すぎた。植え込みは大雨が降るたびに、池のようになった。水が引かないため夏場には蚊が大量発生する事態に。手に負えなくなった住民は、自治会を通じて市営住宅の管理者などへ改善を求めたが、1ミリも前進せず、そのまま4年が経過。雑草は生え放題。木は枯れて1本しか残っていなかった。
改善への突破口を開いたのが、公明党の平山浩二市議。新人の市議選予定候補として地域を回っていた19年2月、現場の窮状を知った。橋本さんらのやり場のない気持ちを受け止め、「何としても解決したい」と決意。同年4月の初当選後、真っ先に市の所管課へ排水不良の原因究明と改善を申し入れた。所管課に進捗状況の確認を重ね、議会質問でも取り上げた結果、水はけの改良工事や、芝生の養生が実現。あいまいだった管理体制も市の責任を明確にした。
もう少し早く実現したかったという思いをにじませる平山市議に対し、橋本さんは「粘り強く動いてくれ本当にありがたい。きれいになって住民一同、心から喜んでいる」とほほ笑んだ。