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教育と連携し虐待防止
大口副大臣 金沢市児相の取り組み視察
教育プラザで虐待防止の取り組みについて意見交換する大口副大臣=21日 金沢市
大口善徳厚生労働副大臣(公明党)は21日、金沢市の児童相談所(児相)などを訪れ、中核市における児童虐待防止の取り組みを視察した。公明党の県・市議が同行した。
国は6月に成立した児童福祉法等改正法を踏まえ、中核市や特別区への児相の設置など相談体制の強化をめざしている。
同市は2006年、教育と福祉が連携した総合支援拠点「教育プラザ」内に児相を設置。乳幼児や児童生徒に関する支援や面談を行うとともに、虐待や非行に対応している。担当者は「子育て支援から関わることで虐待の早期発見につながり、虐待通告から24時間以内の安全確認も実現している」と成果を述べた。
視察後、大口氏は「児相を子育て支援と連携して運営するモデルケースだ。虐待の根絶に向け、課題解決に取り組む」と語った。