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2025年1月1日

2025新春抱負 中野洋昌国土交通相

脱炭素へ住宅省エネ化
防災・減災「中期計画」早期に策定

能登半島地震が発生してから1年となります。私自身、大臣就任直後に被災地を視察し、現場感覚に根差した復旧・復興の加速化へ思いを新たにしました。生活・なりわいの再建、復興まちづくりを着実に進めていく決意です。

昨今、自然災害が激甚化・頻発化しています。防災・減災対策に重点的に取り組む「5か年加速化対策」が2025年度に期限を迎えることを踏まえ、今後の国土強靱化の指針となる「実施中期計画」を早期に策定します。

地方創生の切り札の一つが観光です。24年はインバウンド(訪日客)が急増し、訪日客数と消費額がともに過去最高を突破しました。こうした経済効果を全国に波及させるため、地方への誘客を進めます。特に、日本固有の文化など地域資源を生かした観光コンテンツ造成へ、地方の取り組みを支援します。

GX(グリーントランスフォーメーション)を推進し、所管分野での脱炭素化にも力を入れます。25年4月以降に建てられる新築住宅に対しては「省エネ基準」への適合を義務付けます。また、子育て世帯などが省エネ住宅を取得しやすい支援策を拡充するほか、環境性能に優れた自動車の普及促進にも取り組みます。併せて、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用し、自動運転の社会実装、建設・運輸業界の生産性向上につなげていきます。

若者や女性、障がい者が活躍できる共生社会の実現も大きなテーマです。新たな試みとして、省内の若手・中堅女性職員による懇談会を開き、女性の視点を政策に反映する「ジェンダー主流化」にも取り組んでいます。このほか、交通空白の解消や、子育て世帯に優しい公共交通の実現などにも尽力してまいります。

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