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2019年8月20日

コラム「北斗七星」

令和最初の夏に起きた「京都アニメーション」第1スタジオの放火は、平成以降の殺人事件で最悪の35人が犠牲になり、犯罪史に深く刻まれることに。青葉真司容疑者(41歳)は犯行の3日前から京都入りし、周到に準備したという◆青葉容疑者は家族との交流もなかったようで、コンビニ強盗などの前科があり、住居を転々とした。犯行4日前には近隣とのトラブルで、「こっちは失うものがないんだ」と凄むなど、社会から孤立していたと見られる◆平成元年の夏にも、血も凍る犯罪の爪痕がある。幼女4人を誘拐・殺害した宮﨑勤(当時26歳)が同年7月に逮捕され、翌8月に自供。殺害後の遺体を切断したり、ごみのように捨てている。捜査した警察幹部によると「完全犯罪を狙い、自ら書いたシナリオに沿って事件を起こした」(一橋文哉著『宮﨑勤事件』)◆両親を語るとき、「父の人」「母の人」と他人のように呼ぶ宮﨑も、友だちは遠ざかり、孤立していた(同)◆人は社会との絆があることで犯罪を思いとどまり、絆が弱まると犯罪を起こしやすくなるという「社会的絆理論」(米社会学者トラヴィス・ハーシ)が知られる。国文学者の中西進・国際日本文化研究センター名誉教授がいう「令しき平和」をめざす令和の時代こそ、令しき人の絆を、もっと強く、広げたい。(三)

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