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党勢拡大 現場から
公明が地域照らす存在に
ネットワークの力 より強く
斉藤代表、竹谷代行 地方議員、党員と懇談
党勢拡大へ党幹部を先頭に国会議員が現場の最前線に――。公明党の斉藤鉄夫代表、竹谷とし子代表代行らは8日、全国各地に党幹部が出向き、政策や党運営の課題を語り合う「党幹部キャラバン」を開始し、地方議員と意見を交わしたほか、長年、活躍してきた党員と懇談した。
斉藤代表は、広島市東区の三村忠信さん、房子さん夫妻の自宅を訪問した。
三村夫妻は、約半世紀にわたり、党勢拡大のために全国を走り回ってきたと述懐。忠信さんは、これまでの自身の取り組みを振り返り、「皆で楽しみながら支持拡大した」と話した。房子さんは、今も近隣に友好の輪を広げていると語り、来年夏に行われる東京都議選、参院選について「必ず勝ちたい」と力を込めた。
斉藤代表は「ご夫妻のような方々が、党の屋台骨を築いてこられた。こうした方の思いを大事にして、党発展のために頑張りたい」と語った。
これに先立ち、斉藤代表は、党広島県本部(広島市)で地方議員と先の衆院選や政策課題などについて意見を交わした。
党岐阜県本部女性局と懇談する竹谷代表代行(左奥中央)=8日 岐阜市
公明党の竹谷とし子代表代行は、岐阜市内で党岐阜県本部女性局(局長=五十川玲子・各務原市議)の議員と懇談した。
席上、竹谷代表代行は先の衆院選の結果を踏まえ「立党精神である『大衆とともに』を再び胸に刻み、反転攻勢の戦いを進めていこう」と強調。「地域を照らす存在である党女性局のメンバーが仲良く団結し、女性の視点を生かした政策を実現していこう」と訴えた。
これに先立って竹谷代表代行は、同市内で開かれた党岐阜県本部大会であいさつ。「統一外地方選、来夏の都議選、参院選に向け、SNSや公明新聞の切り抜きを最大限活用して、公明党の魅力を議員率先でアピールしていこう」と呼び掛けた。県代表に再任された水野吉近県議らが決意を述べた。
西田幹事長
党石川県本部のメンバーから要望を聴く西田幹事長(右から3人目)=8日 金沢市
公明党の西田実仁幹事長は、金沢市内で能登半島地震からの復旧・復興に奮闘する党石川県本部(代表=谷内律夫県議)の議員と懇談した。
林直史・加賀市議は、「政治とカネ」を巡る問題への対応に関して、支持者から寄せられた声を紹介し「支持者が自信を持って語れるよう、かじ取りをお願いしたい」と要望。西田幹事長は「真摯に受け止めたい」と述べ、国民の信頼回復へ政治改革をリードする意気込みを伝えた。そのほか、SNSを用いた党や候補者の効果的なアピール、自公選挙協力のモデルケースの共有などを求める声が上がった。
西田幹事長は「公明党のネットワークの強みを生かし、団結第一で党勢拡大へ走り抜こう」と呼び掛けた。
三浦選対委員長
公明党の三浦信祐選挙対策委員長は、高松市の党員宅を訪れ、党の政策などについて意見や要望を聴いた。
高橋勇さん、安子さん夫妻は、所得税が課され始める年収の「103万円の壁」について「もっと分かりやすく解説してほしい」と要望。溝渕友紀子さんは「若い世代に公明党の魅力が伝わるよう発信の仕方を工夫してほしい」と訴えた。
一方、党香川県本部(代表=都築信行県議)の議員との懇談では、SNSの活用などについて、率直な意見が寄せられた。
三浦氏は「現場の声をしっかりと受け止め、党の運動や政策に反映していきたい」と語った。
三浦氏は、党徳島県本部(代表=古川広志県議)の議員とも懇談した。