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2024年12月8日

明年の“決戦”勝利必ず

公明、全国県代表協議会で勇躍出発 
参院選、都議選へ党勢拡大 
北九州市議選で突破口を開く・党幹部先頭に徹して現場へ 
斉藤代表が力説

「明年の政治決戦に必ず勝つ!」との熱気にあふれ、決意を新たに出発した全国県代表協議会=7日 公明会館

公明党は7日午後、東京都新宿区の公明会館で全国県代表協議会を開き、明年夏の参院選、東京都議選の勝利へ党勢拡大の決意を新たに勇躍出発した。席上、斉藤鉄夫代表は「公明党の再生といっても、二つの政治決戦を勝ち抜く以外にない」と力説し、党勢拡大に向けて、党幹部を先頭に国会議員が徹して現場に飛び込むと強調。年明け1月26日(日)投票の北九州市議選の勝利で反転攻勢の突破口を開こうと呼び掛けた。

斉藤代表

斉藤代表は、明年の政治決戦へ団結し「どのような状況にあろうとも、全議員が心を一つに走り抜いていきたい」と強調。「現場第一主義の公明党らしく、全議員が地域の中で一人一人の声に真摯に耳を傾け、諸課題の解決に全力を尽くすことで、党に対する信頼と理解の輪を大きく広げていこう」と訴えた。

党の飛躍に向けた具体的な取り組みでは「最前線に立つ地方議員と国会議員の密接な連携、意思疎通は、ネットワーク政党・公明党の生命線だ」と述べた上で、「『党幹部キャラバン』を編成し、各方面に党幹部が出向いて、政策や党運営の課題などを率直に語り合う取り組みを開始する」と表明した。

また、訴求力のある政策立案の重要性を訴え、人口減少・少子高齢化が進む中、将来への不安を抱える青年世代や、現役世代に響くビジョンと具体的な政策の検討を党内で進めていく考えを示した。

当面の政治課題では、政府の総合経済対策の裏付けとなる2024年度補正予算案が週明けに国会提出されることに触れ、日本経済の成長や物価高の克服、国民の安全・安心の確保へ「速やかな成立、実行に万全を期す」と強調した。

政治改革では、政党間協議で「議員個人が政党から受け取る『政策活動費』を廃止する方向で一致し、政治資金をチェックする第三者機関の設置も、おおむねコンセンサス(合意)が得られた」と報告し、今の「臨時国会で政治資金規正法の再改正を成し遂げる」と力説。調査研究広報滞在費(旧文通費)の使途公開や未使用分の返還、当選無効となった議員の歳費返納の義務付けも「必要な法改正に向け、公明党が議論をリードする」と訴えた。

最後に、党の歴史を振り返り「北九州市議選で全員当選を果たし、党再生の流れが勢いづき、怒濤の前進が開始された」と紹介。北九州市議選と同じ1月26日(日)に行われる埼玉県戸田市、大阪府茨木市、岡山県倉敷市を合わせた四つの大型市議選をはじめ「各地で相次ぐ統一外地方選を全力で勝ち抜き、明年の政治決戦に断じて大勝利しよう」と呼び掛けた。

「訴求力ある政策」磨く
SNSの発信強化、青年・現役世代の声生かす
西田幹事長

西田幹事長

会合では、三浦信祐選挙対策委員長が、先の衆院選における党の取り組みについて、都道府県本部から寄せられた意見を基に分析した結果を報告した。

これを踏まえ西田実仁幹事長は、強靱な党への改革の方向性として「党の基本姿勢やコンセプトが伝わるようにブランディング(ブランドの構築)に努め、訴求力のある政策を磨いて、熱量を持って国民へ直接的に訴える力を付けていく」と力説した。

党からの発信については、広報宣伝と政策を一体として抜本的に見直すとともに、国民に響くような“語れる目玉政策”を練り上げていくと語った。

党勢拡大に向けた取り組みでは、党幹部が各方面に出向いて地方議員らと意見交換する「党幹部キャラバン」実施のほか、青年世代、現役世代の声を生かして政策を立案するため、国会議員らで構成する「現役世代対策本部」(仮称)や、「青年未来会議」(同)を設置すると強調。SNSでの発信力の強化へ、新たなユーチューブ番組を配信することなどを打ち出した。

公明新聞電子版を含め、機関紙拡大に総力を挙げて取り組むことも訴えた。

公明の力で物価高対策を迅速に実行
岡本政調会長

岡本政調会長

岡本三成政務調査会長は、24年度補正予算案の内容を説明。地域の実情に合わせた物価高対策の財源となる「重点支援地方交付金」などに触れ「迅速な実行へ、党のネットワークの力を生かして取り組んでいきたい」と訴えた。

党福岡県本部代表の浜地雅一衆院議員は、来年1月に行われる北九州市議選の必勝へ決意を述べた。

党予定候補の決意

参院選兵庫選挙区 高橋光男氏

参院選兵庫選挙区 高橋光男氏

2019年の参院選では、全国から真心のご支援を賜りました。初当選後はご恩返しの戦いと決め、行動第一、継続第一で全力で働かせていただきました。感謝の思いでいっぱいです。

来年の参院選では、兵庫が阪神・淡路大震災からの復興を成し遂げたように、どれだけ厳しい戦いであっても、私自身、党再生に向けて、死に物狂いで戦い抜いて勝利し、党の新たな歴史を切り開いてまいります。

都議選中野区 久保里香氏

都議選中野区 久保里香氏

来年の都議選に初挑戦させていただきます。

これまで中野区議を6期21年務めてきました。議員としての原点は、2005年9月に集中豪雨による地元河川の氾濫を経験したこと。水害対策を提案し、都にも働き掛け、水害から10年目、地下に調節池を備え広域避難所ともなる区立公園を整備できました。

大事な中野の“1議席”を断じて譲るわけにはいきません。必ず勝利します。

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