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復興総仕上げへ確かな力
仙台市議選スタート 25日(日)投票
泉区 定数11
おだしま、佐藤(泉区)逆転へ大攻勢
山口代表 公明9候補の勝利訴え
「東北復興選挙」の大きな“ヤマ場”となる仙台市議選(総定数55)は16日に告示され、25日(日)の投票日に向けて舌戦の火ぶたが切られた。
全5選挙区に公明党からは9候補が出馬し、全員当選に向けて懸命の遊説を開始。公明党の山口那津男代表は、屈指の最激戦区である泉区で、現職のおだしま久美子(57)、佐藤ゆきお(51)両候補の応援に駆け付け、逆転勝利へ絶大な支援を訴えた。
山口代表は、「公明党が市議選で勝ち抜くことが、東日本大震災における『人間の復興』を成し遂げることにつながる」と強調し、党市議団が国、県のネットワークで市立全学校にエアコン設置を進めた実績を紹介。「これこそ『3.11』の大きな教訓。子どもたちの学ぶ場としてだけでなく、いざという時の避難所や防災の拠点としての機能を強化しようとする一貫した取り組みが実現したものだ」と力説した。
さらに「おだしま、佐藤の両候補は防災士の資格を取得し、河川の氾濫対策などに全力で取り組んできた。災害に強い安全・安心の地域をつくるため、何としても押し上げていただきたい」と力強く呼び掛けた。
有力12人が激突する泉区(定数11)では 自民、共産、社民の現職、参院選で勢いに乗る立憲新人、元副議長の無所属現職は圏内入りの勢い。2議席確保をめざす公明は、残り3を無所属現職、新人と激しく争う。
青葉区(定数15)は19人の乱戦。公明現職のしまなか貴志(59)、かまた城行(56)の両候補は、他陣営から激しく切り崩され苦戦を強いられている。
宮城野区(定数10)は、公明現職の小野寺としひろ(63)、佐々木まゆみ(55)の両候補が有力13人と競合し大混戦に。9人が立候補した若林区(定数7)では、公明新人の竹中ひでお候補(44)が現有議席の死守を期す。太白区(定数12)では、公明現職の鈴木ひろやす(57)、さとう和子(60)の両候補を含む実力伯仲の14人が激戦を展開している。
公明は、各選挙区とも名前の浸透が大幅に遅れている。公明9候補の完全勝利には、全人脈への確実な支持拡大が急がれる。特に保守層、無党派層への浸透が不可欠だ。
青葉区 定数15
かまた城行候補 現(青葉区 定数15)
宮城野区 定数10
佐々木まゆみ候補 現(宮城野区 定数10)
若林区 定数7
太白区 定数12
さとう和子候補 現(太白区 定数12)