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コラム「北斗七星」
タイトルに興味を持ち『電話恐怖症』(大野萌子著)を購入した。電話恐怖症は病名ではなく、「電話に出ることやかけることに嫌悪感や不安感があり、心身に症状があらわれる」状態だという。「日本人のコミュニケーション力の低下と密接に関係している」とした上で、対策法が書かれていた◆電話が苦手という人が増えている。特にSNSが普及している若い世代に多い。中には電話対応が嫌で退職するケースもある◆ソフトバンクの調査によると、10代と20代の若者の約4割が電話が苦手と回答。「電話よりもテキストコミュニケーションを優先したい」は約8割超に。苦手な理由としては「緊張するから」が半数を占め、「相手の顔が見えずテンションが分からない」「話したいことが伝えられない」などである◆苦手の背景には、電話対応の経験が少ないことや直接会話する機会が減っていることなどがある。電話は仕事では必要なスキルであり、何とか克服してほしい◆先日、久しぶりに中学時代の同級生と居酒屋で会い、大いに盛り上がった。信頼関係を築いたり、つながりを強くしていくには対面でのコミュニケーションが一番。友人と会う機会を増やしていきたい。(越)