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気候変動、脱炭素で協力
斉藤代表 豪州大使の表敬受ける
ヘイハースト大使(左)の表敬を受ける斉藤代表=27日 参院議員会館
公明党の斉藤鉄夫代表は27日、参院議員会館でジャスティン・ヘイハースト駐日オーストラリア大使の表敬を受け、懇談した。新妻秀規国際委員長(参院議員)が同席した。
斉藤代表は「国土交通相在職時、最後の仕事は気象衛星『ひまわり10号』のオーストラリア気象局との協力覚書の締結だ」と紹介。気候変動などによる災害対策に備えた観測体制が強化されると述べた。
ヘイハースト大使は、これまで日本の気象衛星が観測データを配信してオーストラリアのみならず、アジア太平洋諸国の自然災害リスクの軽減に努めてきたことに感謝の意を表明した。また、脱炭素化の取り組みの重要性を強調し「クリーンエネルギーの供給網をつくるなどの協力をしていくことで、強力なパートナーシップを組んでいきたい」と話した。
懇談では、核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加も話題に上り、核兵器廃絶に向けて両国で力を合わせることで一致した。