経済産業・内閣府・復興大臣政務官　竹内真二　参院議員

――就任の抱負を。

経済産業省が所管する幅広い分野の中でも、中小企業支援やGX（グリーントランスフォーメーション）推進、東日本大震災からの福島の復興を担当します。一つ一つの仕事に全力を挙げます。

――経済再生に向けた取り組みは。

賃上げと投資がけん引する「成長型経済」の実現を図ることが鍵です。長引くデフレで停滞していた国内投資の拡大を後押しし、賃上げにつなげます。また、物価高を超える賃上げの実現には、中小企業が適切に価格転嫁できる環境が必要です。価格転嫁の動きを後押しする下請法改正も検討していきます。

――GXについては。

近年、生成AI（人工知能）の普及により、膨大な情報を処理するデータセンターの新増設が相次ぎ、電力需要の増大が見込まれています。こうした中でも脱炭素と経済成長を両立させなければなりません。水素やアンモニアなど、日本が高い技術力を有する分野でGXを加速させていきます。

――福島の復興に向けて、現地を視察していました。

福島復興は、市街地の再開発など、にぎわい創出の動きも出ていますが道半ばだと感じています。避難地域の市町村に足を運び、福島の人々の思いに寄り添いながら、東京電力福島第1原発の安全かつ着実な廃炉と復興に全力を尽くす決意です。