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乳がんグローブ配布
早期発見へ自己検診促す
静岡・東伊豆町
乳がんグローブの配布を喜ぶ野口さん(左)と栗原町議
静岡県東伊豆町は10月から、乳がんを自己検診(セルフチェック)するためのグローブ(手袋)を配布する。乳がんは自己検診で見つけることもできるがんで、早期発見できれば9割が治るとされる。グローブは特殊な素材でできており、素手よりも感度が高まるため、異常を見つけやすいという。
配布対象は(1)初めて乳がん検診の対象となる30歳(2)乳がん検診の無料クーポンを配布する40歳(3)更年期に差し掛かる50歳――。検診のお知らせとともに郵送する。保健センターでも先着順で30個配布する。
公明党の栗原京子町議は昨年3月定例会で、埼玉県朝霞市が30歳になった女性全員に乳がんグローブを配布していることを述べ、町としての取り組みを促していた。
町内に住む野口康子さんは「早期発見につながるグローブの配布は良いこと。活用したい」と話していた。