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結党60年を迎えて 「日本の柱」担う公明
長年の真心からのご支援に深く感謝
公明党代表 斉藤鉄夫
庶民の声を代弁する政党・政治家はいないのか――。今から60年前、政界がイデオロギー対立に明け暮れる中、置き去りにされた庶民の衆望を担い誕生したのが公明党でした。きょう17日で結党60年を迎えるに当たり、斉藤鉄夫代表のメッセージを紹介します。
「日本の柱 公明党」「大衆福祉の公明党」――。1964(昭和39)年11月17日、墨痕鮮やかに書かれた二つの垂れ幕が掲げられた東京・両国の日大講堂で、公明党の結成大会は行われました。
以来、60星霜。公明党はこのスローガンを体現すべく、戦い抜いてきました。当初、どの政党からも見向きもされなかった「福祉」を政治の主流に押し上げ、今や「全世代型社会保障」へと結実。軽減税率やバリアフリーなど生活者目線の政策を形にしました。また約22年間、自公連立政権の一翼を担い、日本政治の安定と、そのかじ取り役を果たし続けています。
離合集散の激しい政界にあって、こうして公明党が風雪に耐え、活躍できるのも、ひとえに党員、支持者の皆さまの真心からのご支援のたまものです。「公明党とともに人生を歩んでこられたのが誇り」と振り返られる方々も少なくありません。党代表として、全ての方々に深く感謝を申し上げます。
現場第一主義に徹し存在感発揮
公明党には、党創立者の池田大作・創価学会第三代会長が示された「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神があります。
この立党精神に基づき、公明党は、現場第一主義に徹する行動力、小さな声を聴く力、国と地方のネットワークを生かした政策実現力を培い、それを持ち味としてきました。全国で約3000人を擁する地方議員と国会議員は日夜、地域に飛び込み、現場で聴いた声を政治に届けています。こうした力がある限り、公明党は存在感を発揮し続けられると強く信じています。
先の衆院選の結果を受け、少数与党となった自公政権は、難しい国会運営を迫られています。だからこそ、合意形成の要役、国民本位の政策実現の推進力として、“公明党らしさ”が今、求められている時だと確信します。多くの国民が関心を寄せる政治改革や物価高対策、少子化対策などの政治課題の克服に全力を挙げる決意です。
立党精神胸に強靱な党築く
来年夏には都議選、参院選など、負けられない大型選挙が続きます。全議員、党員、支持者が一致団結し、どんな困難な状況でも勝ち抜ける強靱な党、そして国民の皆さまから信頼される清新で温かい党の基盤を築いて、反転攻勢に打って出てまいりたい。私自身が、その先頭に立ってまいります。全てに勝利し、結党70年、100年へ、公明党の新たな歴史を切り開こうではありませんか。