公明党トップ / ニュース / p379921

ニュース

2024年11月15日

対話に徹し政策力磨く

立案過程を「見える化」 
女性活躍の舞台 より広げる 
竹谷とし子 代表代行にインタビュー

9日の公明党臨時全国大会で、党代表と「同格」の立場で闘う代表代行に竹谷とし子氏が就任しました。竹谷代表代行に新任の抱負や党の基盤強化にどう取り組むかなど話を聞きました。

竹谷とし子 代表代行

――就任の抱負を。

竹谷とし子代表代行 反転攻勢を開始する重要な局面に当たり、斉藤鉄夫代表と共に党運営に携わる重責に身の引き締まる思いです。公明党を支持してくださる全ての皆さまへの感謝を胸に、国民の皆さまに安心と希望を持っていただける党をつくり、公明党がめざす「共に支え合う温かな社会」の構築に向けて、全身全霊、働く決意です。

DEIポリシー目標達成めざす

――女性活躍の旗振り役を期待されています。

竹谷 全国で女性や若者、高齢者をはじめ、障がい者、性的少数者、子育て世帯、単身者、社会の第一線で働く方々などさまざまな立場の方々から声を聴く中で、性別や年齢、職業、立場にかかわらず、全ての人の多様な生き方が尊重されることが一人一人の幸せと社会の繁栄に不可欠だと感じてきました。そうした社会を築くためには、女性に代表される多様な声を政策に反映させることが必要です。

党内にあっては、9月に発表したDEI(多様性、公平・公正性、包摂性)ポリシー、すなわち女性活躍・多様性尊重ポリシーに基づき、10年後までに女性国会議員の割合を30%に、長期的には党全体で男女の議員比率を半々とすることをめざし、そのための環境整備や人材育成に取り組み、政治分野の女性活躍を強く後押しします。

結党60年 「大衆とともに」貫き、国民政党として飛躍

――今月は結党60年の節目です。

竹谷 公明党の原点は「大衆とともに」との立党精神にあります。臨時党大会で斉藤代表が訴えた通り、分断によってエネルギーを得るような無責任な政治手法とは一線を画し、どこまでも人間中心の中道政治に徹することが大切です。この党の理念を貫くことが、信頼される国民政党へと飛躍する道だと確信しています。

一方、時代の変化に即した政策立案も必要です。今と将来への不安を抱える多くの人の声に耳を傾けながら、直面する生活の不安解消に取り組むとともに、能力に応じて全ての世代が支え合う「全世代型社会保障」の実現へ議論を深めます。

国民の共感得る情報発信を強化

――党の基盤強化では。

竹谷 私自身が全国に足を運び、地方議員や党員、支持者の皆さまと率直に対話を重ねる取り組みを続けていきます。より一層、公明党の実績や政策を身近に感じてもらえるよう、党運営にも工夫を凝らしたいと考えています。

例えば、政策決定過程を可能な限り「見える化」。インターネットも大いに活用し、有権者に共感してもらえる情報の発信を強化します。女性委員会で実施してきたオンライン勉強会といった手法も充実させて、国会議員、地方議員の議員力をアップする取り組みを進めていきます。

いずれにしても女性をはじめとする多様な声を政治に届け、政策の質を高めていくことが大事です。代表代行としての私の使命もそこにあると思っています。来夏には東京都議選、参院選と重大政治決戦があります。女性の力で勝利の突破口を開くと決意し、全力で闘ってまいります。

たけや・としこ

1969年9月30日、北海道標津町生まれ。創価大学経済学部卒。監査法人を経て、IT系コンサルティング会社執行役員として活躍。2010年の参院選で初当選し、現在3期目。女性国会議員唯一の公認会計士として特別会計の積立金見直しで年700億円超のムダ削減や食品ロス削減推進法成立をリード。党女性委員長を兼任。党副代表のほか、復興副大臣、財務大臣政務官などを歴任。税理士、行政書士。55歳。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア