「安心の地域交通の確保へ頑張ります」。地域を歩き、住民と語らう佐藤さん（右から3人目）

「車を運転できない友人が通院に困っている」。佐藤ゆきおさんは4年前、一婦人から相談を受けた。市議会で市営バス増便を訴えるも、経営上困難との答弁だった。そこで「乗り合いタクシー」に着目し、先進地を調査し、議会質問を行った。これがきっかけとなり、昨年10月から乗り合いタクシーの試験運行が実現。次は、本格運行へと挑む。

仙台市地下鉄・八乙女駅前の交番設置を市議会で唯一訴えた。この結果、同地域の見回り体制が強化され、軽犯罪率が半減。七北田川支流の氾濫防止策など防災対策も大きく前進させた。

住民の悩みに心を寄せ、声をカタチに！――と誓う佐藤さん。きょうも地域へ飛び込み、対話に走る。

【略歴】党県青年局次長。市議1期。市立仙台商業高校卒。防災士。51歳。