ニュース
信頼回復へ対応急げ
党合同会議 かんぽ不適切販売で指摘
日本郵政グループ3社長に
かんぽ生命保険の不適切販売問題で日本郵政側に厳格な対応を求める斉藤幹事長=2日 衆院第2議員会館
日本郵政傘下のかんぽ生命保険による不適切販売問題を受け、公明党の総務部会(部会長=桝屋敬悟衆院議員)と郵政問題議員懇話会(会長=斉藤鉄夫幹事長)は2日、衆院第2議員会館で合同会議を開き、日本郵政とかんぽ生命、日本郵便の3社長から説明を聴取し、万全の対応を求めた。
席上、斉藤幹事長らは、新旧契約の保険料を二重に徴収するといった悪質な事例が約18万3000件も判明したことに対し、「言語道断であり、対応が遅い。国民の信頼を取り戻すため、しっかり対応してほしい」と厳しく指摘した。
日本郵政の長門正貢社長らは「国民の信頼を裏切ってしまった。深くおわび申し上げる」と陳謝。今後の対応については、かんぽ生命の全契約が顧客の意向に沿ったものかを実態調査するとともに、9月までに調査結果を中間報告し、年内には最終報告を示すと説明した。