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コラム「北斗七星」
「歴史をつくるのは、一人ひとりの働く人間だ」とは、経営学者ドラッカーの言葉である◆約50年前の公明党草創期。当時、国立教育研究所の若手研究者だった梶田叡一氏は、公明党の教育政策づくりにアドバイザーで参加。多くの国会議員、秘書、教育関係者と集まっては、議論を重ねた。中心者の公明国会議員が「公明党は普通の政党じゃない。人間を大事にしているんだ」と何度も語っていたという◆その成果は、1983年11月発行の『生命が躍動する教育を』という一冊に。今読んでも、教育現場の声を基に人間教育にかける情熱を感じる◆9月28日の公明党全国大会では、石井啓一新代表が就任した。あいさつで石井代表は、「現場に飛び込み、各地域で党勢拡大のうねりを起こして、新たな党の歴史を刻みゆこうではありませんか」と呼び掛けた。来賓の石破茂自民党総裁は公明党の立党精神に触れ、「困っている人、悲しむ人たちのそばにいる自公政権でありたい」と強調した。自公両党首は30日、新たな連立政権の合意文書に署名。昨日には石破首相が誕生し、自公連立による新内閣が発足した◆結党60年は目前だ。公明党は解散総選挙で断じて勝利の歴史を勝ち取る。(鷲)