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在外教育施設の安全対策早急に
真相解明、中国に働き掛けよ
日本人児童死亡で党部会が申し入れ
盛山文科相(中央右)に緊急決議を手渡す党部会=30日 文科省
中国・深圳市で日本人学校に通う児童が登校中に襲われ死亡した事件を受け、公明党文部科学部会(部会長=浮島智子衆院議員)は30日、文科省で盛山正仁文科相に会い、事件への対処や在外教育施設の安全確保などに向けた緊急決議を申し入れた。盛山文科相は「しっかり承る」と応じた。
決議では、事件の一刻も早い真相解明と日本側への説明、再発防止を中国側に求めるよう主張。在外教育施設に通う子どもの安全確保では、施設周辺の警備強化といった措置を速やかに実施するとともに、中国以外も含め在外教育施設の安全を総点検すべきだとした。また、中国のSNS上にある“根拠のない悪質で反日的な投稿”について、中国政府に取り締まりの徹底を求めるよう要請。平和の礎となる人的交流の機会確保も訴えた。