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コラム「北斗七星」
きょうから「ピンクリボン月間」が始まった。乳がんに関する正しい知識を広め、検診の早期受診を促すイベントが全国的に行われる◆日本人女性の9人に1人が乳がんにかかる。2020年に乳がんと診断された女性は9万1531人に上った。罹患率は30代半ばから急増し、60代後半で最も高くなる。一方、乳がんは早期発見で“治りやすいがん”ともいわれる。ステージ1の5年相対生存率は99%を超えているからだ◆公明党は他党に先駆けて、がん対策をリードしてきた。「がん対策基本法」の制定をはじめ、検診無料クーポンの配布や個別の受診勧奨・再勧奨などを実現した。この後押しで、07年にわずか20.3%だった乳がん検診の受診率を、22年には47.4%まで引き上げた。多くの女性の命を救ったに違いない◆「がん対策といえば公明党」。党員、支持者で友人との対話が契機となり、乳がん検診を受けて早期発見できたという声を聞く。中には「もっと早く受診すればよかった……」とのケースもあった◆党女性委員会は毎年、ピンクリボン街頭演説会を開催してきた。女性の健康を守る実績や政策の訴えが、多くの女性の心に届き、乳がん検診を受ける機会につながればと願う。(和)