党大会終了後、記者会見に臨む石井代表（中）、西田幹事長（左）、岡本政調会長＝28日　都内

公明党の石井啓一代表は28日、党全国大会終了後に西田実仁幹事長、岡本三成政務調査会長と共に新執行部として記者会見し、今回の党人事で重視した点について「全体的に党を若返らせていくことが重要な課題だった。今後の党を担う人材を育てていく」と力説した。

石井代表は、幹事長、政調会長人事の理由として「西田氏は、選挙対策委員長として素晴らしい仕事ぶりだった。岡本氏は政策に明るく、これからの党を担う世代の代表格だ」と説明。女性の起用では「副代表に竹谷とし子氏を充てた。今後の人事でも、なるべく女性を登用したい」と述べた。

来賓として出席した自民党の石破茂総裁のあいさつについては「自民党が政権を失い、苦しかったときに一緒に闘ってくれたと心を寄せてくれた。自公がしっかりしないと国民に希望をもたらすことができないという原点に立ち戻って絆を深めていきたい」と語った。

西田幹事長は「選挙に勝利することが幹事長の最大の務めだ。次期衆院選、来年の都議選、参院選と、統一外地方選挙も含め、勝ち抜くことに全力を尽くす」と力説。「党運営も改革の先頭に立っていく」と語った。

岡本政調会長は「公明党の『ネットワーク』と『フットワーク』を生かし、国民の皆さまの役に立てる政策を実現していく」と決意を述べた。