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核廃絶は平和創出の柱
核禁条約会議 オブザーバー参加で
党推進委が活発に議論
核廃絶に向けて活発に意見を交わす党合同会議=19日 衆院第1議員会館
公明党の核廃絶推進委員会(委員長=谷合正明参院幹事長)と青年委員会(委員長=国重徹衆院議員)は19日、衆院第1議員会館で合同会議を開き、核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた第2回準備委員会などに参加したNGO関係者や外務省から報告を聴くとともに、活発に意見を交わした。
席上、公明党の山口那津男代表は、来春をめどに策定する党の「平和創出ビジョン」に触れ、「核廃絶への取り組みは中核をなすものの一つだ」と強調。市民社会とも議論を重ね、平和への取り組みを前進させたいと決意を述べた。
谷合委員長は、核兵器禁止条約締約国会議に日本がオブザーバー参加する重要性を指摘し、核保有国と非保有国の橋渡し役を果たすことを政府に求めていくと語った。
このほか会議では「核兵器をなくす日本キャンペーン」のスタッフがNPT準備委で挙がった核禁条約とNPTの補完性に関する意見などを紹介。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の川崎哲国際運営委員らも関連会合に参加した成果を報告した。