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2019年7月31日

コラム「北斗七星」

夏バテ防止にウナギを食べる習慣は、奈良時代から存在していた。万葉集に大伴家持が詠んだウナギの歌がある。「石麻呂にわれ物申す夏痩せに良しといふ物そ鰻取り食せ」。友人の石麻呂に夏やせに効くウナギを食べるよう勧める内容だ◆最近はすっかり“高根の花”。先日、スーパーの鮮魚売り場で驚いた。「土用の丑の日」特設コーナーに並んだ国産ウナギのかば焼きが1匹2480円。手も足も出なかった◆ウナギは養殖がメインだが、稚魚であるシラスウナギの深刻な不漁が続く。水産庁によると、今期の国内漁獲量は3.7トンと過去最低。不漁の原因は生息環境の悪化や、海流の変化などに加え、近隣国による乱獲が指摘されている◆ウナギに限らず、サンマ、クロマグロ、スルメイカなど不漁の魚種は数多い。どの魚種も乱獲を防ぐ「資源管理」の視点が求められている。今月開かれた「北太平洋漁業委員会(NPFC)」で日本が主導し、北太平洋でのサンマ漁獲量の上限を年55万トンに抑えることで中国や台湾と合意したのは前進である◆国内でも、政府は国全体での年間漁獲量を魚種ごとに定める「漁獲可能量」(TAC)の拡充や、漁業者ごとに漁獲枠を定める「個別割り当て」(IQ)の導入を進める方針だ。資源回復に希望を持ちたい。なじみの魚が食卓から消えないように。(東)

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