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熱帯病対策、拠出の継続重要
矢倉副大臣、団体から要望受ける
矢倉副大臣(中央左)に要望する轟木代表理事(同右)らと秋野氏(右隣)=11日 財務省
矢倉克夫財務副大臣(公明党)は11日、財務省で、熱帯の貧困地域を中心にまん延する21疾患「顧みられない熱帯病」(NTDs)への対策を推進する「NTDs Youthの会」の轟木亮太代表理事らから要望を受けた。NTDs制圧のためのプロジェクトに対する日本の拠出を推進した超党派議員連盟の秋野公造参院議員(公明党)が同席した。
轟木氏は同プロジェクトについて「日本は2023年、約100万ドルを拠出し5885万人への予防的投薬を支援した」と強調。全ての人が適切な保健医療サービスを負担可能な費用で受けられる状態を指す「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」の達成に寄与する重要性などに触れ、23年と同水準の1億円以上の拠出金確保を求めた。矢倉副大臣は「厚生労働省とも連携しながら対応したい」と応じた。