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2024年9月6日

次期選挙前に方向性を

選挙掲示板のポスター問題 
与野党の合意形成に尽力 
中央幹事会で山口代表

公明党の山口那津男代表は5日午前、東京都新宿区の党本部で開かれた中央幹事会であいさつし、東京都知事選で選挙掲示板に同一のポスターが多数張られるなどの問題を受けた公職選挙法の改正や、改正政治資金規正法に明記された政治資金をチェックする第三者機関の設置について「与野党が合意形成をして国民に方向性を示していくべき課題だ。公明党として、こうした優先度の高い合意形成を積極的に進めていきたい」との考えを示した。山口代表の発言は大要、次の通り。

中央幹事会であいさつする山口代表=5日 党本部

【選挙掲示板のポスター問題】

一、今年の上半期に行われたさまざまな選挙で、選挙の自由を妨害するような行為や、ポスターの掲示に有権者が戸惑ったり不快感を覚えたりするなど、さまざまな動きがあった。次の選挙の前に、立法府としてあるべき方向を示すことが求められている。公明党でも議論を重ね、自民党とも協議をした上で、与野党で意見交換の機会を設けた。与党側から提示した案について、野党は持ち帰っている。

一、実際に制度化するには、国会で法律をつくり、一定の周知期間を経て実施されることになる。次の選挙がどうなるかを見通しながら、立法府の姿勢を国民に示すことが重要だ。さまざまな予告効果も期待されるので、合意形成をしっかり進めていく必要がある。

政治資金に関する第三者機関
制度設計、年内に取りまとめるべき

【政治資金をチェックする第三者機関】

一、先の通常国会で政規法を改正したが、課題が残っている。例えば、第三者機関は、自民、公明両党の党首会談で2026年1月1日の施行に合わせてつくり上げることを合意した。公明党として具体的な制度設計について積極的に議論してきた。

一、改正政規法施行までに第三者機関を設置するための法律をつくることを考えると、年内に与野党が合意をまとめて、来年の通常国会に法案を出すスケジュールで臨んでいく必要がある。

一、自民党でも、これを議論するためのワーキングチームが設置された。自民党にも議論を促し、与党として合意形成をしたい。さらには野党とも合意形成を図り、年内には与野党の合意をまとめ上げる。こうした姿勢が望ましい。

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