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観光振興の後押しを
九経連と意見交換、要望聴く
熊本で山口代表
九州経済連合会から要望を受ける山口代表(向こう側前列左から4人目)ら=19日 熊本・益城町
公明党の山口那津男代表は19日、党九州方面本部(本部長=秋野公造参院議員)が熊本県益城町で開催した、九州経済連合会(倉富純男会長)との意見交換会に出席し、あいさつした。浜地雅一、吉田宣弘、金城泰邦、吉田久美子の各衆院議員、秋野、河野義博、下野六太の各参院議員、同方面本部所属の地方議員の代表らが同席した。
倉富会長らは、九州へのインバウンド(訪日客)の約8割が東アジアからであると説明し、欧米向けの誘致策の重要性を力説。その上で、10月に福岡、熊本、大分の3県で開催される国際自転車ロードレース「ツール・ド・九州」について、「今後は九州全体に広げていきたい」として、同レースの拡充をはじめ観光振興への支援を求めた。
また、2021年度以降の九州の半導体関連の設備投資が公表分だけで約4.7兆円に上ることに言及。半導体関連企業の国際的な競争力を高めるため、製造や研究開発を行う産学連携拠点の整備に向けた新制度の創設を訴えた。このほか、中九州横断道路や九州中央自動車道の早期完成、東九州新幹線の整備などを要望した。
山口代表は「九州は日本経済をけん引していく力を持っており、それをさらに生かしていけるよう政策実現に取り組む」と語った。