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終戦79年 平和誓う
山口代表 戦没者追悼式で献花
各党代表と共に献花する山口代表(左から4人目)=15日 東京・日本武道館
終戦から79年を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれた。天皇、皇后両陛下や岸田文雄首相、遺族ら4023人が参列。犠牲となった約310万人の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。公明党から山口那津男代表が参列し、献花した。天皇陛下はお言葉で、今年も「深い反省」との表現で追悼の意を表された。
新型コロナウイルス感染症に伴い、追悼式は昨年まで4年連続で規模を縮小していたが、今年は制限を設けず開催された。
式典は午前11時50分すぎに始まり、5年ぶりに国歌を斉唱した。その後、正午から1分間、参列者全員で黙とう。続いて、天皇陛下が「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」とお言葉を読み上げた。
これに先立ち、岸田首相は式辞で「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。戦後79年がたつが、歳月がいかに流れても、この決然たる誓いを、世代を超えて継承し、貫いていく」と述べた。