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農産物 環境負荷を低減
温室ガス削減率「見える化」
堺市で山本(香)氏ら視察
スーパーで「見える化」事業について説明を聴く(左端から)角田、稲津、山本(香)、北側各氏=2日 堺市堺区
公明党農林水産業活性化調査会の稲津久会長と農林水産部会の角田秀穂部会長(ともに衆院議員)は2日、堺市を訪れ、農産物の環境負荷低減に向けた取り組みなどを視察した。北側一雄副代表、山本香苗政務調査会長代理(参院議員)が同行した。
一行は、同市堺区にあるスーパー「サンプラザ」を訪問。同スーパーは農水省の事業の一環で、温室効果ガス削減につながる栽培法で生産された野菜などの商品に対し、削減率を3段階の星の数でラベル表示し「見える化」。脱炭素化に向けた農家の取り組みを示すことにより、消費者の行動変容を促すことが狙いだ。
案内した株式会社サンプラザの山口力代表取締役社長は、「消費者が商品を購入するための判断基準になれば」と説明。その上で、ポイント還元制を設けるなど、購入意欲をさらに促進する施策の必要性を訴えた。
続いて一行は、大阪公立大学(中百舌鳥キャンパス)を視察。同大学と「大阪堺植物工場株式会社」が連携して、特殊なLED照明やロボットなどを用いて、リーフレタス1日最大6600株を効率よく生産できる工程の様子を見て回った。一行はその後、JA堺市の関係者と意見交換した。
視察後、角田部会長は、「ラベルによる『見える化』の普及を、しっかり後押ししていきたい」と語っていた。