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地域公共交通の充実へ
AIオンデマンドバス運行
熊本・八代市
熊本県八代市は5月から、実証実験として人工知能(AI)を活用したオンデマンドバス「くまモンポートライナー」を運行している。地域公共交通の充実を推進してきた市議会公明党の太田広則議員は先ごろ、運行状況などについて市担当者から話を聞いた。
同バスはJR新八代駅と、国際クルーズ船の受け入れ拠点「くまモンポート八代」を結ぶルートを1日4往復する。これまで両地点を結ぶ公共交通機関がなかったため、地元住民や観光客らの利便性向上と周辺地域のにぎわい創出などが期待されている。スマートフォンの専用アプリか電話で、乗降するバス停や時刻を予約すると、AIが予約状況に応じた最適な走行ルートを選定する。
運行日は、10月27日までの土日祝日が基本。料金は1日乗り放題で1人2000円(アプリ予約だと1500円)、小学生以下は無料となっている。
太田議員は、同ポート方面へのバスの運行実施に向け、2011年9月の定例議会を皮切りに議会質問を重ねるなど精力的に後押ししてきた。