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不発弾処理 日本も貢献
地雷除去の経験生かして
ラオス・UXO訓練センター視察
党ASEAN訪問団
不発弾処理を担う人材育成の施設を視察する山口代表(左から3人目)ら=12日 ビエンチャン
【ビエンチャン12日=渡邉勝利】公明党の山口那津男代表は12日、ラオスの「負の遺産」とされる不発弾の処理を担う人材を育成する「UXO訓練センター」を視察し、関係者と意見を交わした。
ラオスでは、ベトナム戦争による不発弾が推定8000万個残され、安全や経済発展の妨げになっている。同施設では、これまで不発弾処理に関わる人材を約1600人育て、数百年かかるとされる処理の完了へ息の長い活動を続けている。
プンペン不発弾統制機構(NRA)長官代行は、不発弾が今も約8万7000平方キロに上る広大な土地に残されていると報告。今年だけでも43人が犠牲となり、その6割は子どもだとして「不発弾を何か分からず、おもちゃと勘違いして遊んでいて事故が起こった」と表情を曇らせた。
山口代表は、公明党が地雷除去の技術向上を一貫して支援してきたことを紹介した上で「苦しみの中から生み出された貴重な技術を必要とする地域が世界に多くある」と指摘。「その経験を役立ててもらうため日本は支援を進める」と語った。