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2024年7月2日

コラム「北斗七星」

こどもまんなか社会とは何か。日本大学の末冨芳教授は、動画投稿サイト「ユーチューブ」の公明党公式チャンネルで「子どもが安心して過ごせる場がもっともっと増えていくこと」と指摘。その上で「大人と子どもが対話をする社会だ」と強調した◆対話の積み重ねが大切なのだ。わが家も昨年から、離れて暮らす息子たちとオンラインで毎月1回、家族の集いを続けている。互いの歩みを感じる幸せなひとときだ◆歌人の俵万智さんは、2010年春に出した子育て歌集『たんぽぽの日々』のあとがきで、まもなく小学生になる長男との交流を紹介している。長男から「おかあさんは、今でも幼稚園のときのお友だちと会うこと、ある?」と聞かれて、全く会っていないことを告げた俵さん。長男は寂しそうな顔に。「毎日のように遊んでいる友だちなのに、ゆくゆくはそういうふうになってしまうのか」と思ったのだろう◆俵さんは「お別れするのが寂しいような、いいお友だちに会えて、よかったね。会えたことの積み重ねの上に、今の自分も、これからの自分もいるんだよ」と話すと、長男は涙をぽろぽろこぼしたという◆心の中心に、ぬくもりは伝わる。7月2日は「真ん中の日」。(鷲)

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