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2024年7月1日

コラム「北斗七星」

あさって、紙幣のデザインが新しく変わる。なじみのある一万円札の福沢諭吉や五千円札の樋口一葉らも徐々に見かけなくなる。そして世界的に著名な渋沢栄一や津田梅子、北里柴三郎へとバトンタッチする◆新紙幣に搭載される偽造防止技術も話題にあがっている。世界で初めて紙幣に使われる「3Dホログラム」は、描かれた肖像が回転し立体的に動いて見える。どういう仕組みなのか。新紙幣を早く手にしてみたい◆ここ数年、キャッシュレス決済が急速に浸透する。飲料水などの自動販売機や街の飲食店でも、電子マネーや2次元コード決済が当たり前になってきた。外出時には財布よりもスマートフォンを忘れない方が賢明かもしれない◆政府と日本銀行は「デジタル円」などのCBDC(中央銀行デジタル通貨)の導入について検討している。その効果の一つには、多様化するコード決済サービスの統一化なども考えられる。社会のデジタル化が進み、現金決済の機会はさらに減りそうだ◆新紙幣は20年ごとに発行され、次は2044年だ。将来、現金は「完全になくならない」といわれるが、どのような形で進化し残っていくのだろうか。少し先の未来を楽しみに待ちたい。(和)

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