ニュース
コラム「北斗七星」
今週末から7月にかけて、多くの海水浴場が「海開き」だ。川や湖など水辺のレジャーを楽しむ時季だが、油断や注意不足で暗転することもある◆小学生の時、友人が潮だまりで深みにはまり溺れた。竹竿を使い必死で助けたが、深さは見ただけでは分からなかった。学生時代にプールの監視員をした際は、飛び込みプールで溺れる人が度々出た。小学生が“大丈夫だろう”と飛び込んだ時に多く、危険性の認識不足や過信だった◆昨年の水難者は1667人、うち死者・行方不明者は743人。両方とも長年、横ばいで推移している。繰り返し起きる似たような事故は「コピペ事故」と呼ばれるが、水難事故にも当てはまろう◆日本財団など4団体は、水難事故を多角的に分析し、情報共有や安全対策の見直しを図る「海のそなえプロジェクト」を開始した。同プロジェクトの水難事故に関する意識調査(15~70歳の約1万2千人)では、5人に1人が溺れた経験を持ち、多くは12歳までの体験と判明。小学生以下を対象にした安全教育再構築の必要性が浮き彫りになった◆水の事故を防ぎ、命を守るために、どう対処すればいいか。関係者は実態を踏まえた的確な対策を急いでほしい。(光)









