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コラム「北斗七星」
マニフェストとは、具体的な数値目標などを明記した有権者との約束のことだが、今回の参院選でマニフェストを提示しているのは7政党のうち2党だけ。中でも2003年の衆院選以来、国政選挙の度に提示し続けているのは公明党だけだ(「日本経済新聞」7.11付より)◆公明党のマニフェストの柱は、(1)身を切る改革の先頭に(2)経済を再生し、安心の福祉を(3)希望ある“幸齢社会”へ(4)一人の生命を守り抜く――の四つ。国会議員歳費の10%削減、教育無償化、最低賃金の引き上げ、消費税率引き上げに備えた軽減税率、プレミアム付き商品券の実施、地域の「災害対応力」の強化、などをうたっている◆日本若者協議会が参院選を前に、各党の政策に対する模擬投票を行った。その結果、公明党は他党と比べ「実績を残している」「若者の声をしっかり聞いてくれる」「公約が充実している」「誰のために、何のためにとる政策なのか具体的だ」などといった理由で、30代の男女と、女性全体で第1位の評価を受けた◆公明党の政策集の表紙には「小さな声を、聴く力。」とある。このマニフェストは、公明党が昨年全国で展開した「100万人訪問・対話運動」を基にまとめられたものだ。どの政党よりも国民の真実の声が反映された政策集となっている。(正)