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2019年7月9日

コラム「北斗七星」

返礼品はありません――こんなふるさと納税が好評だ。使わないままの楽器を寄付し、楽器不足に悩む市内の中学、高校の吹奏楽部に使ってもらう。その見返りは、寄付された楽器の査定額分の税額控除と、楽器を受け取った子どもたちからの手紙とコンサートへの招待状◆昨年10月、三重県いなべ市がスタートさせたこの仕組み、7月からは4市町で運用され、さらに他自治体から問い合わせが寄せられている。具体的には、ホームページから申し込むと、状態などを電話で詳しく確認した上で査定額が提示される。それで納得できれば寄付が成立、送付用のキットが来るので楽器を送る◆楽器の査定や受け取りなどの実務を担っている民間業者は、ネットでの中古品売買で幅広いノウハウを持つ。その担当者が「役に立ちたいという皆さんの気持ちで成り立っていると感じます」と驚く◆昨年度、半年足らずの間に、いなべ市への申し込み171件中、査定額がついて寄付が成立したのは90件。40件は要望していない楽器だったので、業者が買い取り現金を市に納付。50もの楽器が吹奏楽部に届けられた◆あくまで寄付だというふるさと納税の「原点」にこだわった仕組みづくりが、多くの人の「善意」を呼び起こしたのだろうか。真っ直ぐな思いは強い、と改めて思う。(繁)

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