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災害時の船舶活用早く
海外協力隊 帰国後の支援充実も
参院決算委で新妻、宮崎氏
20日の参院決算委員会で公明党の新妻秀規、宮崎勝の両氏が質問した。
新妻氏は、防衛省が民間事業者と契約する船舶が能登半島地震で被災者の食事や宿泊などに有効活用された事例に言及。自治体の避難所では食事や衛生面などで不十分な点があったとして、災害関連死を防ぎ、物資輸送を速やかに行う観点から「今後の災害に備え、出動をさらに迅速化する検討を」と主張した。
木原稔防衛相は「関係省庁と連携して詳細な検証を行い、今後の震災対応に生かす」と応じた。
一方、宮崎氏は国際協力機構(JICA)の海外協力隊員に対する帰国後のキャリア支援の充実を訴えた。JICAの宮崎桂理事は大学や自治体に対し、入学や採用に関する優遇制度の導入を働きかけるなど「さらなる支援に努める」と答えた。
質問する宮崎氏=20日 参院決算委