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最先端半導体に期待大
「ラピダス」建設現場を視察
北海道千歳市で稲津氏
「ラピダス」の建設状況について聞く稲津氏(右)=18日 北海道千歳市
公明党半導体基盤強化プロジェクトチームの稲津久座長(衆院議員)は18日、北海道千歳市で建設が進む半導体製造会社「ラピダス」の工場建設現場を視察し、清水敦男代表取締役・専務執行役員から工事の進捗状況などについて話を聞いた。
同社は、回路線幅2ナノメートル級の最先端半導体の量産を掲げ、国内の大手企業8社が出資して設立。現在、同市美々地区にある約50ヘクタールの敷地に、床面積約5万3000平方メートルの新工場や変電施設などを建設している。
清水氏は、国や道の支援を受け、工事が順調に進んでいることを強調。2025年からは試作品を製造し、27年には量産をスタートさせる計画であることを示しながら、「生成AI(人工知能)などの技術革新はめざましく、それを支える半導体への期待は極めて大きい」と話した。
これに対し稲津氏は、「道内はもとより、日本経済活性化の“起爆剤”となるよう、力強く後押ししていきたい」と述べた。