ニュース
水俣病68年、慰霊式で追悼
吉田(宣)氏ら 公明議員が参列
「水俣病慰霊の碑」の前で献花する吉田(宣)氏=1日 熊本・水俣市
水俣病の公式確認から68年を迎えた1日、熊本県水俣市で水俣病犠牲者慰霊式が行われ、患者や遺族をはじめ、政府関係者ら約670人が出席した。これには公明党の吉田宣弘衆院議員、城下広作、前田憲秀、本田雄三の各県議、牧下恭之市議も参列し、「水俣病慰霊の碑」の前で献花を行い、犠牲者を悼んだ。
今回で31回目となる慰霊式では、参列者による黙とうや献花が行われた後、患者・遺族を代表して、川畑俊夫さん(73)が「祈りの言葉」を朗読。「亡くなった多くの命を決して無駄にしないように、もう二度と公害病を起こさないようにと願っている」と訴えた。
式典後、吉田氏は「水俣病の教訓を世界に発信していくとともに、環境に優しい社会づくりや水俣の地域振興に全力で取り組む」と語った。