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運転手不足、喫緊の課題
狭い道路解消への対応も
堺市で斉藤国交相ら団体と懇談
各種団体と意見を交わす斉藤国交相(正面中央)、北側副代表(左隣)、山本(香)氏(右隣)=20日 堺市
斉藤鉄夫国土交通相(公明党)は20日、党堺総支部(総支部長=吉川敏文・堺市議)が堺市内で開催した各種31団体との意見交換会に出席した。これには、公明党の北側一雄副代表、山本香苗参院議員が同席し、あいさつした。
南海バス株式会社の鈴木一明取締役社長は、路線バスの運転手不足が喫緊の課題であると強調。路線バスの維持に向けて、ドライバー育成のために大型自動車二種免許取得にかかる費用の補助に加え、燃油価格高騰に対する負担軽減策の継続を求めた。
大阪土地家屋調査士政治連盟の加藤幸男会長は、救急車などの緊急車両が通りにくい幅4メートル未満の道路に面した家屋が、市内で約30%に上ると指摘。国土交通省が作成した「狭あい道路対策に関するガイドライン」に基づいて、「狭あい道路の解消に向けた取り組みを」と要望した。
終了後、斉藤国交相は「貴重な意見を頂いた。堺市と連携を図りながら全力を挙げて取り組んでいく」と決意を語った。