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“公明、「紅麹」問題で緊急提言” 情報の収集体制見直せ
機能性表示食品、今後のあり方検討を
自見担当相(中央)に緊急提言する古屋本部長(左隣)ら=9日 内閣府
小林製薬の「紅麹」配合サプリメントによる健康被害を巡り、公明党の消費者問題対策本部(本部長=古屋範子副代表)と厚生労働部会(部会長=伊佐進一衆院議員)は9日、内閣府で自見英子消費者・食品安全担当相に会い、食品による健康被害に関する情報の収集体制の見直しと、機能性表示食品制度の改善について、同担当相と武見敬三厚労相宛ての緊急提言を行った。
古屋氏は「今回の事案を踏まえ、情報収集体制を見直す必要がある」とし、報告ルールや国の関与のあり方の検討を要請。機能性表示食品制度の今後のあり方については、専門家による検討の場を早急に立ち上げ、再発防止を講じるよう求めた。また、制度の順守事項を守らない場合に同食品として販売できない仕組みの導入や、適正な製造・品質管理が行われていることを認定する「GMP」取得の順守を訴えた。発生原因の究明や消費者への分かりやすく正しい情報発信も要望した。
自見担当相は、5月末をめどに同制度のあり方を見直す方針を示すとともに「消費者に寄り添った対応をしたい」と応じた。