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カレー頬張る子に笑顔
地域ぐるみで「子ども食堂」
公明県議が初開催に尽力
仙台市
「このカレーおいしいね!」「みんなと一緒だと楽しい!」――。「子ども食堂」が全国的な広がりを見せる中、仙台市宮城野区の市民センターでこのほど、新しい子ども食堂がにぎやかに初開催された。運営するのは、母子の一時保護や自立支援を行うNPO法人ひだまり(松田悟志理事長)。公明党の庄子賢一県議が同法人の顧問を務め、初開催に尽力した。
正午前になると、仙台市宮城野区にある市民センターに続々と地域の子どもや大人たちが集まり始めた。
大人300円、中高生200円、小学生以下は無料で振る舞われたのは、70食分のカレーライス。カレーを口いっぱいに頬張る子どもたちの表情には自然と笑みが浮かび、“ママ友”や住民同士の会話にも花が咲く。その輪の中に、エプロンを身に付けて参加者たちと触れ合う庄子県議の姿もあった。
主催者である「ひだまり」の野田禎二理事は、「初めての試みだったが、たくさんの子どもたちに来てもらえて良かった」と胸をなで下ろした。
「ひだまり」の仙台事業所は、東日本大震災の支援に関わっていた野田理事らが、昨年7月に設立した。今年から宮城県内の児童相談所と連携し、虐待に遭っている子どもや母親の一時保護、さらには自立のための就労支援などに取り組んでいる。
これまで一時保護で受け入れてきたのは3組。当時の夫から暴力を受け、1歳の娘と共に保護されているAさん(20代)もこの日、食事の準備を手伝いながら一緒に食卓を囲んだ。
Aさんは、「ひだまりに駆け込んでからは、生活保護を受けながら仕事も紹介してもらい、少しずつですが前に進んでいます。子どもに寂しい思いをさせないように支えてくれる野田さんらの活動は本当にありがたい」と話す。
今回の子ども食堂は、そうした活動の一環として企画された。地域のつながりを強くし、「顔の見える関係性」をつくることで、子どもや母親、高齢者の孤立を防ぎたいという思いからだ。
実現には地域の協力が欠かせない。開催に当たっては、「ひだまり」のスタッフだけでなく地元住民も携わった。町内会や民生・児童委員、児童館の職員らもサポートする。この陰には庄子県議の働き掛けがあった。
「庄子さんの力がなければ、なし得なかった。子ども食堂をしっかり軌道に乗せていきたい」と野田理事。今後も月1回のペースで開く予定だという。
庄子県議は、「仙台の中心部では大人と子ども、地域と家庭をつなぐ受け皿が求められている。地域を巻き込み、息の長い活動になるよう応援していきたい」と力強く語った。










