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2024年4月1日

コラム「北斗七星」

先週末、米アカデミー賞の作品賞など7部門を受賞した映画『オッペンハイマー』(配給ビターズ・エンド)を見に行った。“原爆の父”と呼ばれた実在の物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの苦悩と葛藤を描いた話題作だ◆日本公開はスタートしたばかりだが、米国をはじめ各国では昨年から上映されている。本編に原子爆弾による広島、長崎の惨禍が描かれなかったこともあり、事実を覆い隠しているという批判があった◆ただ、核兵器の非人道性を広く知らしめるには多層的な活動が求められる。映画はその入り口の一つである。クリストファー・ノーラン監督も「核兵器の脅威について、若者たちに関心を持ってもらえると信じています」とNHK番組で語っていた◆ロシアによる核使用の威嚇がある中、日本が議長国として被爆地・広島で開いた昨年5月のG7サミット(先進7カ国首脳会議)では、各首脳らが平和記念資料館を訪問し、被爆の実相を共有した。バイデン米大統領は「永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう」と記帳している◆核保有国と非保有国の間で核なき世界に向けた安全保障対話が実現するよう、公明党は後押しを続けていく。(歩)

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