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訪問診療の推進へ
稲津氏 先進事例の病院を調査
北海道南幌町
訪問診療の現状を調査する稲津氏(右から2人目)ら=25日 北海道南幌町
公明党の稲津久衆院議員は25日、訪問診療の現状を調査するため、北海道南幌町の「国民健康保険町立南幌病院」を訪れ、山内純院長から取り組みを聴いた。地元道議と町議が同行した。
同病院は2021年、国の「在宅療養支援病院」の認可を受け、在宅療養をする患者に対し、24時間対応可能な往診や訪問看護のサービス提供、入院ベッドの確保などを通じ、住み慣れた地域で安心して医療を受けられる体制を整えている。
山内院長は、患者の自宅で日常生活の様子を見ながら診療方針を選べる訪問診療の利点を強調し、「年々、利用者が増えている」と説明。一方、医療スタッフが不足し、住民のニーズに応え切れていないとして、医師確保への支援を求めた。
稲津氏は「高齢化が進む中、訪問診療の重要性は高まっている。先進的な取り組みを今後も支援したい」と語った。