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2024年3月26日

コラム「北斗七星」

国内屈指の巨大ターミナル「新千歳空港」に隠れて目立たないものの、じわりじわりと存在感を増しているのが、札幌市にある「丘珠空港」。本年度の旅客数は40万人を超え、過去最多に◆市中心部から北東に約6キロ、車で約20分と程近い。1500メートルの滑走路を持つこぢんまりとした空港には、主に定員50人程度のプロペラ機が発着。かつては釧路や函館などを結ぶ道内便のみで、ビジネス客が大半を占めていた◆流れが変わったのは、道外路線の増加。通年運航は青森・三沢を皮切りに、昨年秋からは秋田、今年1月には新潟の各便が就航。3月から11月までの季節運航では静岡、名古屋(小牧)、長野・松本の各空港とつながり、観光利用が次第に浸透してきた◆札幌市は、2030年までに滑走路を1800メートルに延長する方針。これで、小型ジェット機が積雪の影響を受けずに通年で飛べるようになり、年間旅客数100万人の大台をめざす◆公明党は、医療搬送用ジェット機「メディカルウイング」の拠点でもある同空港の機能強化を積極的に推進してきた。“観光王国”“200万都市”の特性を生かし、地方空港ネットワークの“要”となるような取り組みを後押ししたい。(武)

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