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観光農業の新拠点に
「千年の苑ラベンダー園」が本格オープン
日本最大級 8ヘクタールに約5万株
遊休農地など活用、来園者8万人めざす
埼玉・嵐山町
埼玉県嵐山町にある日本最大級のラベンダー園「千年の苑ラベンダー園」がこのほど、本格オープンした。花の見ごろを迎えた同園で7日まで「ラベンダーまつり」が開かれており、多くの来園者でにぎわっている。
「千年の苑ラベンダー園」は、嵐山町などが2016年から、都幾川桜堤や紅葉の観光名所として知られる嵐山渓谷、バーベキュー場に隣接する南部地区の農地10.5ヘクタールを活用し、新たな観光農業の拠点として整備した。昨年6月、約5.7ヘクタールの敷地に約4万株のラベンダー(グロッソ、ロングホワイトの2種類)を植栽してプレオープンし、1年目は約7万7000人が来園。本格オープンした今年は約8ヘクタールに拡大して計約5万株を植栽し、日本最大級になった。10種類近いラベンダーがさわやかな香りを放ち、多くの来園者を楽しませている。
同園は、町や町商工会、観光協会、農業団体などでつくる「千年の苑事業推進協議会」が運営。地元農家でつくる農事組合法人「らんざん営農」が、栽培や摘み取りのほか、除草や水やりなどの作業を担う。
嵐山町では、農業人口の減少や高齢化により、耕作放棄地の増加や農業の活性化が課題となっている。こうした実情を受け、町は国の地方創生加速化交付金などを活用し、「千年の苑」づくり事業として遊休農地や放牧地などをラベンダー畑として再整備した。
町農政課によると、1日当たり2000~3000人が来園しており、天候が良ければ、「ラベンダーまつり」開催期間で目標8万人を超える見込みだという。今年の秋には、来年に向けて10.5ヘクタール全体にラベンダーを植える方針だ。
「ラベンダーまつり」は、7日まで開催。期間中は、ラベンダーの摘み取り体験(300円)ができるほか、摘んできた花をリボンで巻いて「ラベンダースティック」を作る教室(300円)が開かれ、地元のボランティアたちが丁寧に作り方を教えている。また、地元の新鮮野菜や特産グルメなどの模擬店での買い物もできる。
開園時間は午前9時~午後5時。見学料は大人500円、中学生以下は無料。
公明党の畠山美幸町議は、町の観光施策を一貫して推進。2012年の3月定例会では、町の自然環境や文化を生かしたエコツーリズムの重要性を主張し、地域振興を訴えていた。
畠山町議は「ラベンダー園が夏季の新たな観光名所として定着するよう後押しし、地域活性化を進めたい」と語っていた。











