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2024年3月23日

コラム「北斗七星」

18世紀頃まで手術の器具は使い回しだった。病院のシーツや衣類は汚れていた。「清潔さ」を導入したのはイギリスの看護師、ナイチンゲールだ(山本健人著『すばらしい医学 あなたの体の謎に迫る知的冒険』ダイヤモンド社)◆「清潔」はきれいなことを意味し、行いについても使う。今、清潔が最も求められているのは政治家だ。自民党派閥の政治資金問題である。真相を解明してほしいが、より大事なのは再発防止だ◆ポイントは二つある。一つは金の使い道が分かるようにする「透明性」確保だ。もう一つは、政治家の言い逃れを許さぬ罰則強化である。「透明性」については、政党が議員に支出する政策活動費が鍵となる。使途が公開されず、裏金の元と疑われている◆政治資金問題に詳しい岩井奉信日本大学名誉教授は『第三文明』4月号で「改革を適切に推し進められるのは公明党」と述べた。その理由として、自民・立憲・維新・国民と違い、政策活動費を支出していないことを挙げる。同活動費の使途公開義務付け、収支報告書のデジタル化を求めたことも評価する◆国民が望むのは清潔な政治家であり、不潔なカネを生まぬ改革だ。与党の公明党がメスを入れる。(直)

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