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2024年3月13日

少子化対策財源確保 歳出改革「適切な考え」

公述人「懸念払拭する説明も必要」
参院予算委公聴会で伊藤(孝)、河野、宮崎氏

参院予算委員会は12日、2024年度予算案について公述人の意見を聞く公聴会を開き、公明党から伊藤孝江、河野義博、宮崎勝の各氏が質疑に立った。

質問する伊藤(孝)氏=12日 参院予算委

伊藤氏は「物流の2024年問題」に対応するため、荷主への規制強化などを定めた物流関連の改正法案について見解を聞いた。立教大学の首藤若菜教授は「非常に画期的な法改正だ。行動に移すための一歩を踏み出すような規制力を持つ」と述べ、実効性のある取り組みの必要性を訴えた。

質問する河野氏=12日 参院予算委

河野氏は、公明党の主張が反映された政府の少子化対策で、歳出改革などにより財源を確保する方針を示していることについて見解を尋ねた。学習院大学の遠藤久夫教授(公明党推薦)は「適切な考え方だ」と評価した。その上で、高齢者医療費など必要な歳出が抑えられてしまうのではと懸念する人もいると指摘し「そうではないと政府がきっちり説明する必要がある」と述べた。

見解を述べる遠藤公述人=12日 参院予算委

質問する宮崎氏=12日 参院予算委

宮崎氏は、人工知能(AI)を搭載し、人間の意思を介さず標的を定め殺傷する「自律型致死兵器システム(LAWS)を巡る国際論議のあり方について聞いた。東京大学公共政策大学院の高見沢将林客員教授は「(AI兵器に)大事なのは人間の関与」との認識を表明。日本として、非政府組織(NGO)の見解も聞きながら適切なアプローチを模索するよう求めた。

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