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2024年3月2日

カレー食べて笑顔広がる

女子サッカーチームが開発 
選手と小中学生、給食で交流 
神奈川・大和市

神奈川県大和市はこのほど、日本女子サッカーのなでしこリーグ2部に所属する地元チーム「大和シルフィード」が企業と共同開発したカレーを市内全28小中学校の学校給食で児童生徒に提供した。これを記念して、市立林間小学校と同大和中学校で同チームの選手と児童生徒が給食を囲む交流会が開かれた。

大和中学校で生徒(左)や選手(右)と交流する金原議員

このうち、市立大和中学校でシルフィードの選手は生徒と給食の配膳から片付けまで同じ時間を過ごした。給食中は生徒から「サッカー選手になろうと思ったきっかけは?」「どうやったらサッカーが上手になれますか?」といった質問が飛び交い、にぎやかな語らいの場に。選手は、おかわりを争うじゃんけんにも参戦。教室に満面の笑顔が広がった。今年シルフィードに新加入した河合英恵選手は、「子どもたちから元気をもらった。配膳など貴重な体験ができた」と有意義な機会を楽しんだ。

おかわりが争われるほど好評だった給食のメニューはカレー。シルフィードが2020年11月、コロナ禍で普段と違う生活を余儀なくされた子どもたちを元気にしようと、給食事業を展開する市内の民間企業と協力して開発した。シルフィードのチームカラーであるオレンジ色になるようトマトやニンジンをベースにし、育ち盛りの子どもたちの体をつくるもとになるタンパク質が豊富な鶏肉を使用。監督や選手の意見も生かして、誰でも食べられるよう甘口に仕上げた。今回の提供に合わせ、市はカレーを学校給食版にリニューアル。栄養士らと試行を重ね、アレルギーに配慮して牛乳や乳製品、小麦粉を使用せずに仕上げた。カレーを食べた生徒からは「甘くておいしい。シルフィードを応援したいと思った」「野菜がたくさん入っていてうれしい」などの声が聞かれた。

市は、児童生徒にカレーを継続的に提供するため、「新年度から給食の献立に盛り込みたい」としている。公明党市議団(吉沢弘団長)の金原忠博議員は23年9月の定例会で、「学校給食で大和シルフィードカレーを提供してはどうか」と訴えるとともに、給食提供時に選手と子どもが交流する機会を設けるよう提案していた。

給食のメニュー

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