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衆院政倫審 安倍派4氏が弁明
資金還流「二十数年前から」
輿水、中川(康)、河西氏が質疑
質問する(右から)輿水、中川(康)、河西の各氏=1日 衆院政倫審
衆院政治倫理審査会は1日、自民党派閥の政治資金問題を受け、安倍派の幹部4人が出席して審査を行った。公明党の輿水恵一、中川康洋、河西宏一各氏が質疑に立った。
安倍派の事務総長を務めた西村康稔前経済産業相は、安倍派のパーティー収入還流(キックバック)について関与を否定。同派元事務総長の松野博一前官房長官も、派閥事務総長として経理や会計業務には一切関与していなかったと主張した。
同派の座長を務めた塩谷立・元総務会長は、キックバックの慣習について「二十数年前から始まったのではないかと思うが、明確な経緯は承知していない」と説明。政治資金収支報告書の不記載が「事務的に慣例で引き継がれてきた」と語った。事務総長経験者の高木毅・前国対委員長も、パーティー収入管理や収支報告書の作成・提出に関与していないと述べた。