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皇族数確保 喫緊の課題
党の見解 3月に取りまとめる
記者会見で北側氏
公明党の北側一雄中央幹事会会長(副代表)は29日、東京都新宿区の党本部で記者会見し、安定的な皇位継承のあり方を巡る議論について「皇族数が確保されていないと、きちんとした議論ができなくなる。皇族数をある程度、確保していくのは喫緊の課題だ」と述べ、3月中に党としての見解を取りまとめる考えを示した。
この中で北側氏は、既に決まっている皇位継承の流れはゆるがせにしてはならないと述べた上で、安定的な皇位継承を確保するため「当面、急ぐべきことと、国民の意見も踏まえながら決めることを分けて議論しなければならない」との認識を表明した。
その上で、急ぐべき論点として、女性皇族は婚姻後に皇室を離れて一般国民になることから「女性皇族が結婚後も皇室に残る道を制度的に確保していく必要があるのではないか」と指摘。旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰することについても「しっかりと論点を詰めたい」と述べた。